ゆうちょ銀行の振替口座なら、個人事業主でも屋号のみの口座を作ることができますよ。手続きにかかる時間は30分ほど、開設完了までは約10日〜2週間ほどです。
振替口座とは?
- 通帳がない
- 指定の郵便局でしか入出金ができない
- 利息が付かない
- 預入限度額がない
- 預入金全額が保護される
- 普通ではなく当座扱いになる
入出金のたびに郵便局まで行くのはかなり面倒ですよね。
そこでおすすめなのがゆうちょ銀行のネットバンキングサービス「ゆうちょダイレクト」との併用です。
パソコンとプリンターをお持ちでない方は口座開設申し込みの際に「ゆうちょダイレクト利用申込書」を忘れずにもらっておきましょう。
申込方法や記入例については後ほどご紹介します。
ゆうちょダイレクトで取引をすると都度「受払通知票」という書類が送られてきます。不要な場合は、合わせて「確認振替受払通知票Web照会サービス」にも申し込んでおきましょう。
申込方法は2つある
郵便局の担当者に伺ったところ、次の2つの方法があるようです。
- 本名+別名で申し込む
- 団体やサークル名・屋号自体で申し込む
個人事業主が屋号のみの口座を開きたいときは1番目の方法になります。
2番目の方法は2017年10月より規約が変わり、会員が3名以上いないと申し込めなくなりました。
(※団体やサークル名・屋号などを総称し「人格なき社団」ともいいます)
振替口座開設に必要な提出書類
まずは次の3点。
- 振替口座加入申込書
- 振替口座用印鑑票
- お取り引き目的等の確認のお願い
どの書類も記入台には置かれていません。窓口の方に「振替口座を開設したい」と伝えてください。「お取り引き目的等の確認のお願い」は提出時に局員さんが記入してくれる場合があります。
本名+別名で申し込む場合
- 開業届のコピー(あれば)
- 事業内容の分かる資料(チラシ・カタログ・ウェブサイト概要情報ページのコピーなど)
- 本人確認書類(運転免許証など)
- 本人印鑑(認印可)
開業届は必須ではありません。事業内容の分かる資料があればひとまず大丈夫です。ホームページの概要情報ページのコピーは、氏名・所在地・連絡先が載ったものを提出してください。申し込み時に何も言われなかったとしても、後から追加の書類を求められる可能性が高いです。
振替口座加入申込書の記入例
団体やサークル名・屋号自体で申し込む場合
- 団体運営規約
- 会員名簿
- 活動の内容が分かるもの(総会議事録・出版物や刊行物・ホームページ掲載の活動履歴など)
- 代表者確認書類(免許証など)
- 代表者印鑑(認印可)
団体運営規約と会員名簿は自分で作ります。
作成にあたっては以下のサイトがとても参考になります。
振替口座加入申込書の記入例
郵便局の担当窓口に提出したら手続き完了です。後日、審査結果の連絡が来るのでそれまで気長に待ちましょう。審査が通ったらゆうちょダイレクトの申し込み手続きを行います。
ゆうちょダイレクトの申込方法
振替口座の場合は、書面でしか申し込めません。
パソコンとプリンターを持っている場合
ゆうちょ公式サイトの利用申込書作成サービスを使いましょう。
ゆうちょダイレクト利用申込書の記入例
パソコンとプリンターを持っていない場合
郵便局にゆうちょダイレクト利用申込書が置いてあります。口座開設申し込みの際、忘れずにもらっておきましょう。
ゆうちょダイレクト利用申込書の記入例
記入できたら郵送します。うっかり郵便局の窓口に提出しないよう気を付けてくださいね。
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