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え、いきなりWordPress? まだ1文字も書いてないのに?

この記事は約8分で読めます。

このブログをWordPressで開設して、今年でちょうど10年になる。

最近ふと「これからブログを始める人もWordPressを選ぶのかな?」と気になって、試しにXで調べてみた。

すると、思いのほかWordPressでブログを始めようとしている人が多くて正直驚いた。

もし自分がそういう相談をされたらなんて答えるだろう?

この10年を振り返りつつ、WordPressの現状についても調べつつ、その疑問に向き合ってみたい(いかんせん暇なので)

結論:普通にはてなブログかnoteからでいいと思う

週に3本書くつもりが月1本になるかもしれない。

たった3記事で飽きるかもしれない。

思っていた以上に楽しくて毎日書いちゃうかもしれない。

どうなるかは書き始めてみるまで分からない。

それなのにわざわざ、

  1. レンタルサーバーを契約
  2. 独自ドメインを取得
  3. WordPressをインストール
  4. テーマを選ぶ
  5. プラグインを入れる
  6. デザインをいじる

という工程を挟んで、書くことを後回しにしなくてもいいんじゃないかな?と。

単純に興味があるとか、仕事につなげたいとかなら話は別だけれど。

まずはさくっと無料のブログサービスに登録して何本か書いてみる。それから判断する。

僕だったらそんなふうに勧める。

あとでWordPressを使いたくなったらどうするの?

たとえばnoteにはWordPress形式で記事を書き出す機能がある。本文だけでなくアップロードした画像も一緒にエクスポートできる。はてなブログにもMT形式で記事を書き出す機能がある。

もちろん、ボタン一発で完璧に引っ越せるわけではない。多少の調整作業は必要になる。それでも、あとからちゃんとWordPressに移ることはできる。

WordPressって最近どうなの?

W3Techsによると、全ウェブサイトの40.2%で使われているらしい(2026年10月現在)

10年前からの推移はこんな感じ。

2016年1月25.6%
2020年1月35.4%
2022年1月43.2%
2025年1月43.6%
2026年10月40.2%

新しいサービスに押されてもっと減っていると思っていたので、これは意外だった。ただ、2025年1月からは減少に転じているので、ピークが過ぎた感は否めない。

これはあくまでウェブ全体の話であって「これからブログを始める人の何割がWordPressを選んでいるか」というデータではない。一応念のため。

ちなみに「これからブログを始めるなら、どのサービスを選ぶか」というコエカツのアンケートによると、WordPressが39.4%で最多だった(2026年10月4日時点)

小規模な意向調査なので、これをそのまま新規ブロガーの総意とみなすことはできないけど、WordPressがまだまだご健在という証明の足しには幾分なるかと思う。

WordPressを10年使って思うこと

僕がこのブログを始めたのは2016年。

WordPressかはてなブログかで迷ったけど、結局WordPressを選んだ。理由は至って単純で、はてなブログの無料プランでは独自ドメインが使えなかったから。

当時利用していたエックスサーバーには「自動インストール機能」という神機能があった。そのためWordPressの導入自体はとっても簡単だった。

ただ調べてみると、2026年現在は主要レンタルサーバーのほとんどで対応済みらしい。

サーバー名備考
エックスサーバー 新規契約時の「WordPressクイックスタート」なら、サーバー契約・独自ドメイン・SSL・WordPressの設置までまとめて設定できる
ConoHa WING サーバー・独自ドメイン・WordPress・テーマ・SSLまでまとめて設定できる
ロリポップ! ライトプラン以上が対象
さくらのレンタルサーバスタンダード以上が対象
mixhost インストール先や管理者情報などを入力して管理画面から設置可能
カラフルボックス サーバーとドメインを同時に申し込めば、WordPress・データベース・SSLまで自動で設定される
シンレンタルサーバー全プランで対応
お名前.com レンタルサーバー 公式によれば最短1分
ヘテムル ファイル配置や各種設定を省いて、コントロールパネルからWordPressをインストールできる
KAGOYA共用サーバーやマネージド専用サーバーでは「簡単インストール」に対応

カスタマイズはかなり楽になった

昔はちょっと見た目を変えるだけでもコードをいじる必要があった。今はブロックテーマがあるので、大体のカスタマイズはノーコードで実現できる。

だけど、細かな調整になると話は変わる。

「ここの幅だけ変えたい」「この部分だけ文字サイズを変えたい」となればCSS、同じテーマを使いつつ「レイアウトをがらっと変えたい」となればPHPといったように。

自由さゆえに脱線することもある

このブログも、レイアウトや文字周りを微調整したり、必要な機能を足したり、広告を貼ったりとこれまで散々いじくり回してきた。実際、カスタマイズは楽しい。それこそ記事を書くこと以上に。

そうして気付けば、道具を磨くことに夢中になってしまっている。次第にブログがやりたかったのか、WordPressがやりたかったのかも曖昧になってくる。

ここがWordPressの一番怖いところだと個人的には思う。

普段は楽。でも何かあると面倒

普段の運営でプログラミング・サーバー・データベースの知識を求められる場面はほぼゼロ。テーマやプラグインも、自動更新を一度有効にしておけば基本的にはほったらかしで問題ない。

一番面倒なのはサーバー移転やドメイン変更時。次に、使用中のテーマやプラグインの開発が止まること。このあたりは全て自分で対処しないといけない。

このブログも過去に一度サーバー移転を行っている。大変だった記憶しかなく、正直もう二度とやりたくないなと思う。

読者はどこからやって来るのか

記事を公開したからといって、すぐに読者がノコノコやって来てくれるわけではない。読んでもらうためにはまず、見つけてもらう必要がある。

入り口は大きく分けて3つ。

  • 検索
  • SNS
  • AIの回答

これはWordPressとブログサービスで特に違いはない。ただ、ブログサービスにはこれに加えてもう一つ、大きな入り口がある。これについては後述する。

書く内容によっても読者との出会い方は変わってくると思うので、ここでは「このブログでは」という一例に留めておきたい。

とはいえ、零細ブロガーの一例に過ぎないので、ほとんど参考にならないかもしれないけど…

Google検索から見つけてもらう

このブログの読者も例にもれず、Google検索からの流入が大半を占める。読者のほとんどは目当ての記事を読んだらすぐに去っていき、リピーターになることもほぼない。

たとえば、2018年に書いたAmazonの返品受付IDが見つからないという記事。今なお検索経由で読まれ続けていて、直近3か月では902PVとなっている(検索以外も含めた数)

新しくブログを始める場合は、検索結果に載るまでに少し時間がかかるかもしれない。実際、Googleもページの確認に数日〜数週間かかる場合があると伝えている。

たとえ検索結果に載ったとしても、選ばれなかったら結局は読んでもらえない。なんとも厳しい世界。

検索1位でもクリックされない?

最近はAIによる概要を見ただけで満足して、どのサイトも開かない「ゼロクリック検索」も増えている。

iPullRankが2026年に約131億件の検索イベントを分析した調査によると、日本のGoogle検索の約41%がどのサイトもクリックせずに終わる「ゼロクリック検索」だったらしい。

さらにAhrefsが2026年6月の日本の情報収集型キーワードを分析した調査によると、AIによる概要が表示されるとクリック率が62.7%低くなることが分かった。

AIによる概要検索1位の実測クリック率
表示された場合9.0%
表示されなかった場合24.1%(予測)

検索で1位を取れば大量にアクセスが来るとは単純に言えなくなっているようだ。

これがいわゆる「ゼロクリック問題」とよばれるものだ。

SNSや外部サイトで見つけてもらう

僕も当初、記事を公開するたびに「ブログを更新しました!」とSNSでつぶやいたりしていた。

でも1年経たずにやめた。読者にSNSやはてブでシェアしてもらえるような記事を書くことに注力する方が、よっぽど有用だと気付いたからだ。

あとはブログ村という老舗のブログランキングにも一応参加している。流入はほとんどないのでおまじない程度ではあるけれど。

生成AIの回答で見つけてもらう

ChatGPTなどの回答内で示された参照リンクからやってくることもある。

このブログでも、直近90日間で計2,227回の引用が記録されていた。メール送信エラーの対処法や家電のアンペア数一覧などお役立ち系記事が多い。

ただし手元のデータで分かるのは引用回数までで、そこから実際にやって来ているかは不明。

noteの加藤貞顕CEOも、2026年10月2日の弁護士ドットコムの記事で次のように語っている。

要旨
生成AIからのアクセスが増えており、回答の参照元としてnoteが日本で2番目に多く、記事へ移る割合も相対的に高い。理由の一つとして、実際に体験した人の一次情報を挙げている。

※順位や遷移率の詳しい集計条件は記事内に示されていない

ブログサービス内で見つけてもらう

ブログサービスには、フォローしている人の更新、記事のおすすめ、ジャンルやランキングなどから記事を見つけてもらえる仕組みがある。

サービス名仕組み
noteフォロー、おすすめ、マガジンなど
はてなブログ読者登録、ブロググループなど
Amebaブログ公式ジャンル、ハッシュタグ、ランキングなど
ライブドアブログカテゴリ別ランキング、記事ランキングなど

僕も一部の記事をnoteに転載している。最近公開した記事では2週間の間に3,380回表示され、78回読まれていた。WordPressの元記事と比べてもはるかに多い。

ただ、古い記事ほど表示数が減り、ロングテールにはなりにくい印象はある。

WordPressには残念ながら、こうしたサービス内で記事を見つけてもらう仕組みはない。

体感的には、田舎のはずれに路面店を出すか、都心のショッピングモールにテナント出店するかぐらいの違いはあると思う。

その分ライバルが多いのも確かだけど、すでに人が集まっているというのはやっぱり魅力的だ。

おわりに

以上、零細ブロガーによる「ブログを始めたいなら記事を書いてみよう」というお話でした。

もしnoteを始められた際はぜひご一報ください。記事読みに行きます。
僕のnoteも貼っておきます。

ここまでご覧いただきありがとうございました。

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