虫たちを見ていると自分の抱えている荷物の多さにふと気付く。彼らは何も持たず、服さえ着ない。商品の原材料名欄を見て添加物の多さに辟易したり、アマゾンで延々と商品を探し回ったりすることもない。与えられた役割をただ淡々とこなしている。
ありのまま、あるがままに生きることの難しさを日々痛感させられている。なるべく持たないように心掛けてきたはずなのに、気付けばたくさんのモノに囲まれてしまっていた。何かを買えばそれに付随してまた違う何かが必要になる。そんな無限ループにはまってすっかりアマゾン中毒になっている。
常なるものはないとすればこの無限ループもいつかは終わってくれるだろうか。いや、たぶんその前に寿命の方が先にやって来てしまうだろう。それさえも自然と受け入れられるようになれたらいい。
虫に学ぶことは多い。
だからやっぱり、虫は無視できない。
個人ブログ自選その98
2023年6月10日投稿分より
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