もう何度セネカに叱られたか分からない。それでも懲りずにまた僕は怠惰の虫に食い尽くされてしまうんだ。よしやるぞと思い立った3分後には早速別のことをしている。先延ばしを前倒すことの繰り返し。
推敲を始めてから一か月が経った。なかなか思うようには進んでいない。どこか気持ちの糸が切れてしまった節すらある。あのまま先に進めていれば良かったかもと後悔もし始めている。
一朝一夕で何とかなるものではない。毎日続けることだ。それしかないと理解しながら、僕はこの一か月で多くの時間を無駄にしてきた。嘆いてももう戻ってくることはない。ああ、まったく大バカ野郎だった!起きながら気絶でもしていたかのように。
色々なことから逃げてきた。そして今、僕自身からも逃げ出そうとしている。もしそこからも逃げ出したなら、明日から僕は誰として生きればいい?
もがき苦しみながらそれでも尚、僕はこの僕として生きる他ないと観念した。君に多くは望まない。ただ書き進めてくれたらそれでいい。余計な装飾はせずとにかく淡々と君自身の言葉で。心は放っておかないように。君を縛るのはいつだってそいつなのだから。
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個人ブログ自選・第71
2022年8月22日投稿分より
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