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雲はつかめなかった

過去と向き合い続けるためには今をどうにかする必要がある。このままずるずるとここにいたらたぶん僕はだめになる。生活をしよう。たとえそれによって身動きが取れなくなったとしても、ここに居続けるよりかはずっといい。

この状況では旅行に行くのも難しい。だったら選択肢を残しておく必要はない。流れるように生きれたらと何度思ったか分からない。その度に足踏みして現状に甘んじてますます自己嫌悪を募らせていった。

自分にできることの範囲を僕はまだ測りかねている。たぶんこれぐらいはできるだろうと思っていたが実際そうでもないらしい、ということには薄々気付き始めてはいる。でも未だに受け入れられずにいる。こんなものじゃない、もっと高く飛べるはずだとやっぱり思ってしまうんだ。

空に手を伸ばしてみても雲はつかめなかった。でももう絶望はなかった。とにかく僕につかめるものをつかもうと思った。もしそれがおっぱいだったなら申し分ない。でもその場合、つかむだけではなくしっかりと揉みしだきたい。隙あらば吸い付きたい。しまいにはおっぱいで胸いっぱいなどとも言ってみたい。

そのためにはまず今をどうにかしよう。まるで1年後に死んでしまうように生きてみよう。とにかくあの物語を終わらせることを一番に考えよう。それから眠り続けたままの小説のネタたちを叩き起こしてあげよう。

そのために今必要なことは?

個人ブログ自選その70
2022年8月20日投稿分より

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