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立ち止まる

個人ブログからの自選シリーズ。

クローゼットの整理をした。すると待ってましたと言わんばかりに高校の卒アルがひょっこりと出てきた。罠だと分かっていながらも開いてみた。

ふぅ。しばしの黄昏タイム。期間でいえばたったの3年。その3年間がとてつもなく濃かった。

バンドやって、バイトして、友達と語り合って、旅行に行って、海に行って、彼女と遊んで、ライブに行って、ブログを書いて、三国志を読み耽って、チャリで遠出して、卒業して、その後はだらだらバンドマンになって。

スマホもラインも無かった時代。連絡手段は電話とメールだけ。あとミクシィ。会話の速度は今よりぐんと遅かった。でもそれで十分だったし、それがちょうどよかった。

もちろん後悔したこともたくさんある。あのときこうしていたらと考えることもある。じゃあ仮にもし人生をやり直せたとしたら。それでもきっと同じ選択をしているはず。あの時の後悔がなければ今の自分はいないだろうから。

この前は先に進みたいとか言っておきながらこの体たらく。立ち止まっているのは私の方。それでもあの時の感覚は忘れたくないとも思う。

未来の私へ。

これから先「もうだめだ」と感じる瞬間は何度も訪れると思う。
楽しいことなんて待っていないと絶望することもあるだろう。
でもね、人生の9割はつまらなくて退屈なものだ。だから案ずることはない。
まあそんなもんさと気張らず生きていけばいい。

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