個人ブログからの自選シリーズ。
朝起きて夜眠るまでの間に起こる些細な出来事の数々。それが人生の正体。タネが分かってしまえばなんてことはない。
苦労の先に幸せが待っているとどうして断言できるのだろう。いや、というよりもそう思いたいのだ。なぜかと言えば、今すぐ幸せになることに対して引け目を感じてしまうからだ。
だから幸せをずっと先の向こうに置いてそれを目的としてしまうわけだ。そうすれば、今が苦労ばかりでも全く不満を抱くこともない。それに苦労は手っ取り早く他人の尊敬を集められるから余計に手放せないのである。
そんな取り越し苦労に私はもう耐えきれなくなっている。だから今すぐ幸せになろうと決めた。幸せはいつも自分の心が決める。どこかの書家もそう言っていたではないか。
意識してみると幸せは日常の中にたくさんあった。ある時は夕暮れ時のコーヒーカップの中にあった。またある時は日曜の昼下がりの窓越しにあった。こうして日々新しい幸せを知ることが今の私の日課となっている。
現実的になればなるほど自分の良さが消えてしまうことに気が付いた。何より大切なのは想像力だ。題材は日常の中にある。あとは創造するかしないか、それだけだ。
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