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幸福に慣れすぎないこと

個人ブログからの自選シリーズ。

何もしないのは退屈だと分かりながら、誰かに何かを頼まれると面倒だと思ってしまうその矛盾に嫌悪感を抱かずにはいられない。

要するに怠けていたいのだ。気の済むまで延々と。

それでいて周りの目が気になるのだからタチが悪い。振り切ってしまえば楽になるだろうが、それによって本格的に駄目になるのが何よりも恐い。そしてまた最初の位置へと戻ってくることになる。

日々は思うより早く過ぎてゆく。朝になったかと思えばもう夜だ。そしてまた同じ目覚まし音に起こされ、同じ朝食を口に運び、同じ道を通って仕事へと向かう。

自ら意味付けをしなければ途中で折れてしまうのも無理はない。ただ単に生きるなど虚しいだけ。

幸福に慣れ過ぎないこと。そしてその基準を上げ過ぎないこと。つまるところそれに尽きると思い至った次第。

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