
個人ブログからの自選シリーズ。
創作の世界にどれほど没頭しても現実の自分は何も変わらない。むしろ没頭した分だけ現実に戻った時の落差が増すだけ。そんなことは最初から分かってた。それに現実を見続けていられるほど強くないことも。
あの主人公のように勇気を出せていたら。それだけが本当に心の底から悔やまれる。そもそも誰かのために真剣になれたことって今まであっただろうか。
結局自分のことしか考えてなかった。弱味を見せることさえできなかった。誰かに頼りたい時もたくさんあった。その度に勝手に言い訳をして自分一人で抱え込んできた。
迷惑をかけたくないなんてただの建前だ。本当は自分の存在価値が測れなくて、助けてもらうに値するか分からなかっただけだ。
なぜ頼る前から受け入れてもらえるわけがないと決め込んでしまっていたのかも、今ならよく分かる。関係性や評価はすぐには変わらない。
だからゆっくりでいい。時間をかけて誰かに頼ることに慣れていこう。一人ではとても押しつぶされてしまいそうな夜の静かな独り言。
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