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青春、まだその霧中

青春というのは朝霧のようなものだ。中にいるときはそれとは気が付かないが、振り返ってみるとはっきりそれだと分かる。

くだらなくて、どうしようもなくて、理由もなくて、意味もない。青春の価値とは、そういう無価値に思えるものたちにどれだけ夢中になれたかで決まるのかもしれない。

だからこそ僕らの話題は一向に尽きないし、たとえそれが焼き増しであったにしてもこうして飽きずに笑い合うことができる。

出会えて良かったというよりも、出会えたのがあの頃で良かったと心から思う。もう二度と戻らない日々にもう一度、ありがとうとさようならとほんの少しのふざけんなを。

でも実はまだその霧中、そんなことだってあるかもしれない。だからもう少しだけ後ろは振り返らないでおこう。

個人ブログ自選その105
2024年4月2日投稿分より

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